どちらも精神的な活動を表す言葉ですが、意味や使うところは全く違いますね。
「考える」は判断したり、想像したり、決意したりするような知的に分析する際に利用することが多く、
「悩む」は判断が難しかったり、想像が追いつかなかったり、決断できなかったりするような思いが思うようにまとまらない際に利用することが多い言葉ととらえています。
パーソナルトレーニングや栄養相談をしていると、二つの言葉の内「悩む」の方のお話しが出てくることの方が多いです。
そこには自分以外の他者が関わっていたり、自身の身体や生活スタイルが原因となっていたりすることがほとんどです。
先日お客様に「悩む」ことについてお話ししました。
私の今の悩みはとてもくだらないことなのですが、鼻腔の傷のかさぶたが鼻をかむたびに取れてしまい、なかなか治らないというものです。
これもそんな深刻なものではないので、強いて言うならといった感じです。
今がありがたい環境で生活させていただいているということもありますが、今の自分は「悩む」のではなく「考える」ことが多いのだと思います。
やりたいことも、
なりたいものも、
結局はそれを実現するためにどう行動するかを考えるだけで、今の状態が嫌なのであればそれを変えるために何が必要なのか・不必要なのか考えればいいと思っています。
それが一人では難しいことなのであれば、実現のために必要な力を持った人に頼ればいいと思います。
お客様の悩みを聞きながら、自分が力になれるところは何だろうかといつも考えています。
運動や栄養に関しては専門としてやっているので多くのことをお伝えすることができますが、それ以外のことは一緒に考えていろんな提案をするようにしています。
ただし、私の言葉は案のひとつに過ぎません。
それでも「ここに来たおかげで元気になれました。」という言葉をいただいたときは嬉しいですし、そのお客様がご自身で何かしらの行動をとられたのだなと誇らしく感じます。
ジムに来られながら、「何も頑張れてないです。」とおっしゃる方もおられますが、足を運んでくださっている時点でもうすでに一歩踏み出していると私は思います。
ともに「悩む」のではなく、
ともに「考える」を。
歩夢 POMU
「夢に向かってともに歩む。」
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