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執筆者の写真Narumi

ひとりひとりの感受「ぼくはイエローで…」を読んで


先日9月16日に「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2」が発売されました。

お客様に本についてのブログとか読んでみたいとお声をいただいたので今回は購読後に考えたことについてです。



基本的には物を増やしたくないので、こういった本は紙媒体で購入しないのですが、こちらはなんとなくどちらも書店にて購入しました。


多くの方に読まれている話題作のひとつだと思います。


「一生モノの課題図書」

シーンごとに考えさせられる内容であり、登場人物一人一人の問題を「ぼく」や「わたし」の言葉を中心に提起されていたり、それぞれの特徴を丁寧に綴られていたりすることで、たくさんの側面から読み手は潜考せずにはいられない作品だと感じられました。


と同時に、このノンフィクション作品は、日本の生活の中でも本来気づかされる出来事は見え隠れしていて、そこに目を向けなくても生きられる(目を向けない)生活をしているのだろうなとも感じました。


環境・時代・人…、良くも悪くも変化していくもので、その変化はただ流れるように進んでいくものでもあり、自分の生きる世界をどのように考え、選ぶのかで変化させられるものでもあるように思います。



私はこの2冊を読んで、より世界というものに触れたいと思いましたが、たまたま同時期に読んだ友人と話したとき、その感想は真逆のものでした。

「国外はこわいと感じた。」


この感想の違いは「ひと」個人だけの差ではないのかなと思いました。


私は現在独り身で、働き方の自由度も高く、何かあった際の対応も残る形で記しています。

友人は結婚し、子どももいて、自分以外の存在を想像しやすい環境下にあると思います。

「自分の子にこんな出来事が起こったら。」なんてことも私よりは容易に思い浮かぶのではないでしょうか。


それぞれの現状により、感じ受け取る形は違って、私はそれも含めておもしろいなと思ました。


内容等に関しては「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」特設ページよりご覧いただければと思います。


「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」特設ページ



世の中にはひとりで抱え込むことのできない問題が無数に存在していて、知らない方がよかったと思うこともたくさんあるのでしょう。


それでも、人の意見を聞いたり、可変可能な目で見たり、自分の頭で考えたりすることに壁を作らないで生きたいと思います。





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