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  • 執筆者の写真Narumi

やりたいこと


「やりたいこと」のお話しをクライアントや友人たちと話すと3パターンのテーマになることが多いです。


1つ目はやりたいことが見つからないというパターン。


2つ目はやりたいことはあるけど「時間がない」「お金がない」「仕事をやめられない」といった要因が先に見つかるパターン。


3つ目はやりたいことがあるから行動・実行しているパターン。



どのパターンもそれぞれの現状や環境、目標などざまざまな要因からアプローチは変わってくると思います。


私は適切な努力と継続で可能にできることはたくさん存在すると考えています。

ただ、その始まりのハードルは生まれ育った環境によって、水たまりを飛び越えるほどのものなのか、大陸を泳いで横断するほどのものになるのか、さまざまだとも思っています。


逆境を糧に「やりたいこと」を実現していく人もいますし、その逆境に勝てない程度であれば「やりたいこと」なんてそんなもんだったのだと言う人もいます。


確かにその意見ももっともだと思います。

しかし、それは当たり前のことではないと思っています。

そう言える人はそのハードルが、その人の努力と継続によって可能な範囲だったのです。


思考がその事柄に向く・向けることのできる環境がそこにはあって、それを当たり前のこととしてとらえることはあまり好きな思考ではないです。



私自身今の道を選択できているのはそういった思考になれる可能な範囲にいたからです。

今思うと金銭面でどこか妥協していたところもあって、「留学したかったな。」「あの大学で学びたかったな。」なんてことも思わなかったとも言えませんが、そこは自身のやり方次第でなんとでもできた、可能な範囲のことだったですし、今の自分でもなんとでもできることです。


その状況にいられるのは家族や友人、関わってくださった方々のおかげです。




なぜかやりたいことが存在する人が素晴らしいような風潮を感じる世の中ですが、人それぞれの背景があって、否定するでも肯定するでもなく、どんな生き方でもその人なのです。



1.やりたいことが見つからないというパターン。


私はこのパターンの感覚になったことは少ないので、深く掘り下げることができませんが、やりたくないことを消していけば、結果消す前よりはやりたいことが浮き上がってくるのではないでしょうか。

それを「逃げ」という人もいるのかもしれません。

私はそうは思わないです。

やりたくないことを消すことも行動のひとつだと考えます。



2.やりたいことはあるけど「時間がない」「お金がない」「仕事をやめられない」といった要因が先に見つかるパターン。


学生時代や勤めていた頃、こういった要因たちは頭のどこかにあり、心がどんどんと窮屈になっていったこともあります。

そこに「どうやったら」という思考が生まれだした頃から、


時間がないなら削れるところはないか、

お金がないなら削れるところはないか、

仕事によって時間が取れないなら、給料が少ないなら仕事を変えるか、

仕事をやめられないのはなぜか、

退職後の現同僚のことを考えていないか、


考えをまとめていくにつれて要因はそんなに大したものではなくなりました。

その要因がやりたいことと天秤にかけたときどうなるのでしょうか。



3.やりたいことがあるから行動・実行しているパターン。


ある作家さんの講演会で、人の貯めておける力は限られていて、食事と同じように人から力を補い合いながら生きるのだという話がありました。

だから、パワーの溢れる人に会ったり、話したり、そういった人の作った作品(書籍、映画、音楽など)に触れたりすることによって力を補給しないと、どれだけ元気な人でも力は枯渇してしまうそうです。


この話を聴いたとき、行動することで出会う人は増え、その先で出会う人たちも力の満ちた人たちで正のスパイラルが起きるのだろうと思いました。


ゆえに、異業種交流会的なものに出席することの1つのメリットなのだと感じます。


人と出会って、視野が広がったり、仕事自体につながったり、メリットもたくさんありますが、私はそういった場で人のあまりポジティブでない感情を受けとりやすい傾向があるので仕事の関わり以外では参加しないようにしています。




これまで言及してきませんでしたが、私はHSS型HSPという表現のできる個性を持っているようです。

言葉にして表現することで、病気かのような認識になるような気がしており、避けてきました。


ものごとを深く考えたり、音やにおいに刺激を受けやすかったり、人の感情に同調したりすることが普通のことなのだと思っていました。


あるとき、そういった特徴のある人がいるということを知りました。


特になにかが変わったわけではありませんが、少し楽になったような記憶があります。

と同時に、こういった個性をもって生まれてラッキーだなと思えました。

あまり拾いたくない感情が流れ込んでくることもありますが、そのおかげでトレーナーの活動も、管理栄養士の活動も、できる声掛けが変わるように思っています。


もしかすると今窮屈に感じている方の心が軽くなるきっかけになるかもしれないと思い、最後に綴らせていただきました。



「やりたいこと」

すぐに思い浮かぶ人もそうでない人も、あなたの人生。

ひとつ決まっていること、それは死ぬこと。

それが50年後、10年後、5年後、明日なのかはわからないですが。




決まった時間に一緒集中できる


がんばりたい人のベースを作る




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