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  • 執筆者の写真Narumi

階段を昇り続ける


階段は人生やキャリアなどに例えられることもありますね。


今回はシンプルに構造物としての階段についてです。



階段を昇り降りすることで消費エネルギーの増加だけでなく、下肢の筋への刺激をあたえることもできます。


市役所に伺った際、階段に消費エネルギーの数字が記されていました。

4階まで昇り、数字は1桁でした。

そんだけ?と感じた方の方が多いかもしれませんが、こういった取り組みはとてもいいなと感じました。


その際階段ですれ違った人は1名だけでした。

タイミングもあると思いますが、もっと利用者が増えてほしいと思います。


海外ではスクワットをすることで利用料が無料になるなんてものも見たことがあります。



少し昔の話です。


中学生の頃、他校の部活動の先生に

「部活で集合するときにつま先立ちをしなさい。」

「そうすれば、ふくらはぎの筋力がついて速く走れる。」

こんなことを言われました。


今考えるとなんのエビデンスもない指導内容だなと感じる教えですが、当時の私は信じて毎日続けていました。

その結果と言ってはなんですが、立派な使いづらい下腿三頭筋と臀部の筋発揮に苦労する身体が完成しました。

それ以外にも原因はあると思いますが…。



これはハッピーな例ではありませんが、日々の積み重ねとは本当にすごいもので小さなことでも何年も続けることで身体は確実に変わっていきます。


余談ですが、体育祭の短距離走はテニス部の「速そう!」というイメージを払拭するかのごとく全辞退です。




トレーナーとして学びだし、自分の中で謎だったトレーニングや練習に対し、「今の自分ならこんなトレーニングを選ぶだろう。」「こういった意識をもって練習したかったな。」と思うことがたくさんあります。



今は自身の身体の使い方がやっとわかるようになってきました。

そして、立ち方や階段の昇り方降り方も思うように動きやすくなりました。



つま先に重心をおいた状態の身体は、日々の積み重ねで出来上がりました。

「だったら、逆もできるでしょ。」と思い、駅の階段や勤務先の階段、打ち合わせ先の階段、一人の時は基本的に階段を使って、脚の運び方や臀部への意識など繰り返し繰り返し続けました。


3ヶ月ほどすると感覚は少しずつ変わり始めました。

1年すると最初ほど意識することなく動かせるようになっていきました。


みんながエレベーターやエスカレーターを使っているのを横目に階段を昇る行為は、たまに視線を感じることもありますが、打ち合わせ前だと「やっぱり普段から意識されてるんですね!」なんて言葉をいただけることもあります。



私が階段を昇り続ける理由は、5つあります。

・筋への刺激をあたえること

・動作の確認

・消費エネルギー量の増加

・小さな積み重ねを意識すること

・習慣


私は自分をあきらめているわけではありませんが、爆発的に急浮上できる人生が待っているとは思いません。

1歩1歩階段を昇るように、できることを積み重ねて成長していきたいです。


「階段」使ってみてくださいね。




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