キャンセルになったとき。
- Narumi
- 10月26日
- 読了時間: 5分

「キャンセル」という言葉を聞くと、少しマイナスなイメージを持つ人もいるかもしれません。 ですが、日々の仕事の中で「キャンセル」という出来事を通して感じること、気づくことがあります。
今回は、パーソナルトレーナーとしての経験をもとに、「キャンセル」をきっかけに考えた心の動きや価値観について綴ってみました。
はじめに|「キャンセル」という言葉から思うこと
AIに聞いた「キャンセルでイライラする人の心理」
2-1. 自分の時間が奪われたと感じる
2-2. 自分が軽く扱われたと感じる
2-3. コントロールを失った不快感
2-4. 期待とのギャップ
4つの心理に対して、自分が感じたこと
原点をたどる|部活動と読書からつながる今
おわりに|小さな出来事が教えてくれること
1.はじめに|「キャンセル」という言葉から思うこと
「キャンセル」という言葉を聞くと、いろいろなものが思い浮かぶことでしょう。ここ数年では、「風呂キャンセル界隈」という言葉も耳にするようになりました。
今回の「キャンセル」は、パーソナルトレーニングの予約キャンセルについてです。
キャンセルされる際、どのお客様もとても申し訳なさそうにご連絡をくださいます。
全トレーナーが同じかはわかりませんが、私は「じゃあ違う仕事しよ~」くらいの感覚です。
もちろん、故意的だったり、4度5度と連続で当日連絡や無断キャンセルが続けば嫌な気持ちになるかもしれません。ですが、お店を開いて6年目になる今、良いお客様に恵まれているおかげで、私の精神衛生は良い状態で保たれています。
皆さま、いつもありがとうございます。
2.AIに聞いた「キャンセルでイライラする人の心理」
ここから少し、「キャンセル」について考えてみたいと思います。
私は、自分以外の考えを知ることに興味があるので、AIに「キャンセルでイライラする人の心理」を聞いてみました。すると、次の4つを提示してくれました。
「自分の時間が奪われた」と感じる
人は「予定=自分の人生の一部」として扱う傾向があります。だから、突然キャンセルされると、「せっかく時間を空けておいたのに」「他の予定を調整したのに」といった“損失感”が生まれます。これは「時間を無駄にされた」という感情的な痛みです。
「自分が軽く扱われた」と感じる
キャンセルの伝え方やタイミングによっては、「自分との約束がどうでもいい扱いを受けた」と感じてしまう人もいます。これは「尊重されなかった」「期待を裏切られた」という承認欲求の傷つきです。
「コントロールを失った不快感」
予定が変わる=自分でコントロールできない出来事。予期せぬ変化に対してイライラするのは、人間の自然な反応です。特に几帳面な人や、スケジュールを綿密に組むタイプほど強く出ます。
「期待とのギャップ」
楽しみにしていた約束や商談だった場合、それが無くなることで“期待の落差”がストレスになります。「楽しみにしてたのに…」という感情の反動です。
3.4つの心理に対して、自分が感じたこと
「自分の時間が奪われた」と感じる
→ 複数の選択肢の中で、あきらめざるを得なかったものがあると、確かにそのように感じやすいかもしれません。
「自分が軽く扱われた」と感じる
→ 仮に軽く扱われたとしても、関わり方を変えればよいですし、軽く扱えないような人間に成長すれば良いと考えています。
「コントロールを失った不快感」
→ 私は「自分でコントロールできるもの」にしか期待も欲望も抱かないタイプです。予定が変わっても、すぐに新しいスケジュールを自分で選択すれば、それもまたコントロール下にあると感じます。ただ、このように感じる方への配慮は覚えておこうと思いました。
「期待とのギャップ」
→ 自分でコントロールできないものに対して、期待や欲望を抱かないのが私の傾向ですが、ある程度、期待や欲望を抱ける人の方がなんとなく素敵だなと感じてもいます。
私の「正義」や「考え方」が万人に当てはまるわけではありません。だからこそ、日々「自分以外の考えがある」ことを理解して生活するように心がけています。
4.原点をたどる|部活動と読書からつながる今
高校時代から、部活動に良い影響を与えそうな運動・栄養・心理の本を読み始め、21歳くらいまではその延長で専門書ばかり読んでいました。そこから哲学や自己啓発、そしてここ数年はエッセイや小説、ビジネス書など、いろいろなジャンルを読むようになりました。
高校以前の私は、文字を読むことが苦手で、『バッテリー』(あさのあつこ著)くらいしか長く読めた本はありません。
今回、なんとなく書き出した『キャンセルになったとき。』というテーマが、自分の中にある「原点」をもう一度思い出させてくれた気がします。
今の仕事は、部活動をきっかけに選び、気づけば18年。仕事の出発点が部活動であることは強く意識していましたが、読書習慣や人格の形成にも大きな影響を与えてくれたことに、改めて気づかされた時間でした。
5.おわりに|小さな出来事が教えてくれること
「キャンセル」という出来事を通して、人の心の動きや自分の価値観を見つめ直す時間になりました。日々の小さな出来事の中に、自分を知るヒントはたくさん隠れているのかもしれません。
▼Pomu official channel▼
Website:
Instagram:
Online study: BaStep
Podcasts:【QOLレシピ】日々を豊かにする15分












コメント