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  • 執筆者の写真Narumi

「部活環境を変えたい」という想いでトレーナーと管理栄養士の道を選んだハイキュー!!愛好家の思考


ハイキュー

今回は題名通りの内容となっています。

『愛好家』としたのには理由があり、『ヲタク』として語るのはおこがましいほどグッズ等にお金を落としていません。

若干のミニマリスト気質で部屋にものが増えると苦しくなること、非定住者であまり荷物を増やせないことが原因で、全く収集しないため、真のヲタクとは到底言えません。

ということで、『愛好家』という自己評価のもと語っていきます。


ちなみに「おこがましい」というワードで赤葦京治が思い浮かんだ方は、ぜひお話ししてみたいです。



では、本題です。

私は現在トレーナーと管理栄養士として活動しています。


私がこの道を選んだのは高校2年生の頃です。

2009年18歳の頃、『ハイキュー!!』が連載されていれば私の部活ライフは大きく異なる結果になっていたように思います。


週刊少年ジャンプ2012年の12月号より古舘春一著のバレーボール漫画『ハイキュー!!』の連載が開始されました。


2024年の3月現在は、『劇場版ハイキュー‼ ゴミ捨て場の決戦』が上映中で、より人気は高まっています。


今回の題名にも記しているように、私は自分自身の部活経験から「部活環境を変えたい」という想いでトレーナーと管理栄養士の道を選びました。


以前に詳しく書いたことがあるので、良かったら読んでやってください。


部活動の環境はさまざまです。

それは学校単位、種目、求めるレベルによっても異なります。

そして日本と世界を比べても大きく異なります。


日本では運動部活動の地域移行が現在進められています。

目標時期は、令和5(2023)年度の開始から3年後の令和7(2025)年度末を目途としており、各自治体ごとに進めている状況です。


私がトレーナーと管理栄養士という道を選んだのは高校2年生の頃なので、地域移行なんて未来は想像もしていませんでした。

だから、『トレーナー』『管理栄養士』というツールを利用して部活環境を変えるという選択で進んできました。

今となっては別の方法もあったなとも思います。


現場を知っていることは、とても大切なことです。

ただ、それだけでは足りません。

行政のこと、現場のこと、教員のこと、指導者のこと、多面的な視点が必要になります。


『ハイキュー!!』という漫画はとても多くの視点から物語が構成されています。

バレーボールが主軸の漫画で、それぞれの選手の視点、教員の視点、指導者の視点、地域の人の視点、そして、バレーボールでの結果が全てではなく、それぞれの道があっていいことを教えてくれるような点が、魅力の一つだと感じています。


『ハイキュー!!』は42巻にわたり部活でのシーンが続き、そこから高校卒業後のシーンになります。


 

負けは今の力の認識であっても

弱さの証明ではない

君たちの何も

ここで終わらない

これからも

何だってできる!!!

By 武田一鉄(42巻)

 

高校卒業後のシーンで、バレーボールで活躍するキャラクターだけでなく、それぞれの生活が続いており、そこも含めて描かれています。

バレーボールの成果だけを勝ちとするならば、多くの人が負けになるのでしょう。

しかし、人生の選択は無限にあります。


 

金が動いて経済が回って

たくさんの人が熱狂して

元気になって

それでいて!

人があんまし死なない!

スポーツ

こんなに至れり尽くせりなものがあるかい

By 黒尾鉄朗(45巻)

 

黒尾さんの「ネットを下げるべくガンバッテます」という言葉があるんですが、これはとても大切なことであり、難しくもあるからこそ「ガンバッテ」るのだと感じました。

なにかを始めるとき、高すぎるハードルは興味すら打ち消してしまうかもしれません。

私は兄2人とその友人たちに、いろいろなスポーツのおもしろさを教えてもらいました。

今思うと、できなくても、強くなくても、仲間に入れてくれていた環境は、私の思考の一部になっていると思います。


指導側は、指導という立場上、競技が『できる』側で、運動へのハードルを低く見積もっている人の方が多いです。


スポーツから縁遠い人の中には、ハードルを高く感じたり、低くする方法がわからなかったりする人もいます。

だからこそ指導側は、ハードルをそれぞれの人に合わせ、近いものと感じてもらいやすくする工夫が必要です。

スポーツは、競うためだけのものではありません。

スポーツは、楽しむもので、楽しみ方の一つに高め合い、競い合う行為があるだけです。



私は高校の部活動で一度スポーツと深く関わることから逃げました。

カラダというよりはココロとして逃げました。

高校2年生の頃、「スポーツが好きだ」「スポーツが嫌いだ」「スポーツと近すぎる職業は無理かもしれない」「部活の環境はもっと違う形がある」「部活から逃げたい」...。

そんなたくさんの想いの中、現在の道になったものの、逃げた結果であり、保険をかけた結果から『栄養の学び』からスタートしました。


 

逃げる方が

絶対後から

しんどいって事は

もう知ってる

By 縁下力(14巻)

 

私の場合は、逃げたら戻らない自信があったので、練習は休まず、人よりも多くやるように行動していました。

カラダは向かい続け、ココロは逃げ続けているので、自分で自分がわからなくなっていました。

行動と思いが真逆ですからね。


 

時々 楽しい は来てしまう

楽しい が俺を引っ張ってしまう

バレーボールは楽しいと

忘れては思い出す

By 及川徹(42巻)

 

ハイキュー!!の中で、常に楽しいときばかりでないこともたくさん表現されています。


 

“楽”じゃなく

“楽しい”を考える

By 木兎光太郎(38巻)

 

バレーボールに対しあまり前のめりではなかった孤爪研磨の「たーのしー」という言葉が表現されているように、いろいろな登場人物の視点で何度も、『楽しい』という言葉が表現されています。

スポーツの根幹である楽しむことが、しっかりと描かれているように感じています。


運動部活動の地域移行が進む中で、顧問の先生の位置づけや部活動自体の風景もガラッと変わっていくことでしょう。


作中で、武田先生の同僚が熱心な顧問の存在を厄介者扱いするシーンが描かれています。

これは実際にある風景だと思います。

先生たちの負担は計り知れないです。

だからこそ、地域移行を進めようとしているのです。

ただ、人生において等しく、同じ時間しか与えられない学生の『青春』の濃度が薄いものになってしまわなければいいなと思います。

『青春』というとなんだかチープな言葉には感じてしまいますが、私の中で部活動はそれだけ大きな存在です。



現在地元の部活動について関わっていく準備を進めています。


 

「遠きに行くは必ず邇きよりす」

なにかを成すには

一歩一歩順を追って

進まねばならない

By 武田一鉄(24巻)

 

16歳からの行動。

32歳までの行動。

16年間道を変えようとしたことはいくらでもあります。

でも結局17年目もこの道を進もうとしています。

一歩一歩ですね。



歩夢(POMU)

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