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執筆者の写真Narumi

ハーフマラソンを走って振り返る。



「日常的に走る習慣のある方は、走っているときに何を考えますか?」


3月19日(日)に第41回ふくやまマラソンのハーフを走り終えました。

2時間ちょっとで完走することができました。

課題はいっぱいですが、すっきりと走り終えられたかなと思います。


今回はアニメ・ハイキュー!!のテーマソングを聞きながら風景をぼんやりと眺めるようにして、距離のことは考えないように足を進めました。


アニメのこと、朝食のこと、胃の内容物、発汗の状態。

いつも走っているときに考えることとは異なる思考だったように思います。



私はマラソンの大会とは関係なく日常的に走る習慣があります。


その日その日で考えることは違い、耳にする音楽やポッドキャストも気分で変えるようにしています。



学生生活を振り返ると、

朝のマラソンが嫌で腹痛になれと念じた小学時代。

部活動で最初に走ったマラソンで最下位になった中学時代。

部活動で強くなりたいと人より走った高校時代。


走ることが苦手で『HAPPY』とはいいがたい思考状態でした。


成長と継続に伴い、苦手と言わなくてもいいくらいにはなりました。


身体の状態、そして思考の自由が許される環境と負荷に変化したことで、私は走ることが『HAPPY』に繋がるようになりました。


思考という他者からは見えないこの部分が、日常的に走る習慣を生みだしていると感じています。



走ることは人によって目的が異なります。

・競技パフォーマンス向上のため

・健康のため

・ダイエットのため

・気分転換のため


それぞれの目的によって距離、ペース、時間、コース、タイミングなどが変わります。


私の目的は学生時代とは異なり、たくさんのことを考える余裕ができました。



先週は友人やお客様からもらった問いで『生きる意味』について考えていました。

30年そこらしか生きていない自分にとって壮大すぎる問いをときどき投げかけられることがあります。


走っているとそんな壮大なテーマでも、いろいろな考えが浮かんできます。


私の考えは『生きる意味』というものはあるのかもしれないけれど、今のところないものとしてまとまりました。


言葉に意味があることで、人の気持ちを知れたり、本や映像から関わりのない人の作品に触れたりできます。

スポーツにルールがあることで、競い合うことができます。


「『意味』がもたらされることで、心の動きが増える。

だから『生きる』ということにも『意味』をつけ、生きることがおもしろく感じられるように期待したいのかな。」


なんて考えているうちに8㎞のランニングは終了しました。


答えとして成立するかはさておき、走ることは私にとって思考をまとめる時間になっていることが多い気がします。


走っているときの自由な思考が、私の心地いい時間の原料です。




トレーナーの業界にいると、子どもの頃から比較的運動が得意だったという人の方が多いように感じます。


「なぜできないのかわからない。」

というトレーナーの言葉も耳にしたことがあります。


走っているときの思考は、そういった得意・不得意による影響もあるのですかね。



私は運動に関して言えば、不得意なことが多かったので、得意を活かすための不得意の改善を望まれるサポートが増えたのかなと感じています。


いずれにせよ、そんな他人の思考に興味が湧いたハーフマラソンの振り返りとなりました。



自分のペースで進みましょう。




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